町田市に住んでいる先輩からお借りした「まほろ駅前多田便利軒」を読み終わりました。
夏休みの宿題の読書感想文のためです。ウソです。
もう大人ですから、宿題はありません。
でも、中学生でこの本を読んで、読書感想文を書くとしたら、中学生の私はなんて書くのかなと思いました。
「ヤクザと交渉したり、コロンビア人風娼婦やヤクの運び屋小学生を守ったりしてカッコよかったです。おもしろかったです。大きくなったら、便利屋になりたいです。」なんて書きそうです。
もう大人ですから、そうした表面的なおもしろさだけでなく、それぞれの抱えている冷たい部分が浮き彫りになり、徐々に温かくなっていく過程に共感し、感動もできました。
大人になって、知らずに傷つけたりついたり、ずる賢くなったりした経験をしたからこそ、こうした感動も味わえるのかもしれません。
大人になれて良かったです。中学生の私に言いたいです。
みなさんもどうぞ素晴らしいひと夏の経験を。