2018/12/25

性懲りもなくMBのお話

アースカントリー102号です。
なんと、本日はX'masなのですね。早すぎる。

今回はMB2018について書かせて頂きます。
…なぜ2019ではないのか?それはMBだけ2019が出ていないからです。
一年以上前のリリースで果てしない今更感はありますが、ご了承下さい。

ストーリーのクリップ内でキーのオフセットが可能
公式では一番最初に紹介されている機能です。
クリップの範囲を変えずに中身のキーだけをずらすことが可能なので、例えば

このように密集していて調整し辛い時には便利かもしれません。
(正直あまり使うことはないような気もしますが。)
デフォルトではクリップ上でYを押しながらドラッグのようです。

カメラのNear/Farのデフォルト設定
新規シーンやカメラを追加した際、この値は10/4000で決められていました。
Near10では拡大するとすぐに切れてしまい、Far4000では背景が見えないことが殆どでした。
なので毎回値を変えていたのですが、そのデフォルト値を変えることが出来るようになりました。

コンフィグフォルダ内にある「ユーザー名Application.txt」の中に
[Camera]項目が追加されています。自分は1/200000とかにしています。
理想を言えばBGカラーやカメラサイズなどもデフォルトを変えれるといいですね。

直接パースビューに切り替えるショートカットの追加
カメラが大量にあるシーンでパースビューに切り替えたい時に、ctrl+Eを連打するか
直接メニューで指定するしか無かったのですが、専用のショートカットが追加されました。
ショートカットテキストの中に下記の行が追加されています。
 action.viewer.camera.producerperspective = {CTRL:Q*DN}

デフォルトではctrl+Qのようです。個人的には今回これが一番嬉しい。

プロット時のRateをシーン毎に保存
タイムスライダーのFPSはこれまでも保存されていたのですが、
プロット時のFPS設定は変更するまでそのままでした。なので、案件が変わった時に
気が付かず前のFPSでプロットしてしまうことも少なくはありませんでした。

今回からはそれもシーンに保存されるようになったので、ミスが無くなりますね。

タブの自由な配置変更
文字通り、ツールタブを自由に移動が出来るようになりました。
これまではテキストを弄らないと出来なかったので、手間が無くなりましたね。
こういったUI周りをもっとカスタマイズ出来るようになって欲しいです。
Pythonが書ければいいのですが、自分には手が出ません。



…個人的にはこのような感じでした。
他にも、カメラのFOVをフォーカルレングスにプロット出来るようなことも書いてあったのですが、よくわからなかったのでスルーしました。
さらなる詳細が気になる方は下記URLへ(Autodesk公式 MB2018の新機能)
http://help.autodesk.com/view/MOBPRO/2018/JPN/?guid=GUID-94D395FD-D3C6-4113-A3B9-4CFD0AE28181

前回2017の紹介をした際に、Add Viewでビューを追加出来るということを書いたのですが、
追加するとスケマティックビューが強制的にExpand Allされるバグ(?)がありました。
それは今回も直っておりません。仕様のようで残念です。

以上、一年以上前のソフトの紹介でした。
MB2020は出るのでしょうか。
それでは皆さん良いお年を。